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file 718 明日の アルバイトに行ける気がしないのですが(感情的決めつけ・結論の飛躍) 
file 718 明日の アルバイトに行ける気がしないのですが(感情的決めつけ・結論の飛躍) ロールプレイ 声の外在化


A しんどくて、明日のアルバイトにいける気がしないのです。 

私: Aさん、それは、どういうことですか?

A:  自分でもおかしいと思うのですが、明日アルバイトが予定に入っているのですが、前日の午後からすでにこんな調子が悪ければ、行くことができないと思うと、気分が辛いです。

私: まだ明日の朝にすらなっていないのに、前日の午後に調子が悪いから、明日元気になっている保証がないと言うことですか?

A: まあ、そんな感じです。

私: Aさん御自身も「おかしい」とおっしゃってますが、そう思うときに、どのようなことをお考えになっているか?そのメリットという点から、教えて頂けますか?

A:うーん…・・。… そう感じるんです。こんなに調子がいつもと違うと。

私:調子がいつもと異なっているんですか?いつものアルバイト前日とどう違いますか?

A:いつもは、アルバイト前日に、翌日のアルバイトのことなど考えないのに、不安なんです。

私: その不安になる理由につながりそうなお考えはありますか?その瞬間に、どんなイメージを持ちましたか?

A: 敢えて言うなら、何となく、「明日行けないだろう」と考えることで、当日、もしいけなかったときに、ショックが少なくなる気がします。
私: なるほど、「アルバイトにいけないだろう」と予測して、現実にいけなかったら、理由はどうあれ「当たり!」ですものね。しかし、本当に、あらかじめ否定的な未来を予測しておくことがが、ショックの緩和につながりそうですか?

 言い換えれば、①今の体調でもいけるだろうと考える、または、②いけるか行かないかすら考えないという方法があると思うのですが、①②を採用してしまうと、アルバイト欠席したときに、そのショックが「行けないと予想したときより」大きくなってしまいますか?

A:それはわかりませんよ。実際、いけないだろうと思ってしまうのですから。(怒り気味)

私:ごめんなさい。Aさんを苛立てるつもりはないんです。 なんというか、実際、どんな人でも出勤予定であるのに、欠勤したら、風邪とか体調不良で仕方が無い理由だったとしても、ショックは受けるのではないかな?と思うんです。私自身、そうですから。

また、Aさんはこれまで、いろんな理由できついときも、アルバイトは休まれてないと聞いてますが、それは事実ですか?

A: そうですね。休んでないです。腰が痛いときも、何とかごまかしつつ、出勤して、適当にやってきました。

私:そうであるならば、いける可能性も大いにあるのではないでしょうか?これまでの実績的には。

A:実績的には、そう思いますが、今回は違うのです。それ以上の何かがあるような気がするのです。

私:具体的に、どう違いますか?特別に感じる事情はありますか?教えてもらえると助かります。

A: 昨日もそうだったのですが、風邪を引いていて、気分も抑うつ的なんです。また、オーバートレーニングで肉体疲労が進行してしまっているのです。今までこういうことは無かったので。いつもと違うんです。

私:なるほど、風邪っぽいこととオーバートレーニングは関連がありそうですか?

A:はい、あるように思えます。やはり、頻度が多すぎるトレーニングをやり過ぎたので、代償が大きいと感じます。

私:それであれば、本当に結構な風邪なのかも知れませんよ。体力が実際落ちていると、些細なことでも風邪をひき易くなりますし、治りにくくなるのは、どんな人でも同じですよ。そう思いませんか?

A:はい、その点は、同意できます。

私:それであれば、他の人が、風邪で休まれることも十分ありますよね。Aさんが、もし風邪で、明日体調不良だったとしたら、その旨を勤務先に連絡して、必要な休息をとることが、できることだと思います。

A:はい、そうですね。それしか、自分にはできないと思います。

私:ではなぜ、最初の話に戻りますが、「アルバイトにいけないだろう、と思って辛い」というのは、それなりの理由がある、健全な感覚であると思います。(誰でもそう考えれば、辛い気分ですよ)しかし、それは、明日の時点で決まることであり、前日の午後にそのことで、不安になりすぎることには、理由があるのでしょうか?


A:オーバートレーニングや、昨日の睡眠が悪かったことなどで、だいぶ疲れていて、悲観的に、自己批判的になっているように感じます。そして、そのことは、自分の風邪っぽいという事実と相まって、「いけないだろう」と悲観的推測することで、ことさらに、気分を悪くしているように思いました。


私: そうなんです。 私もそう思います。どんな人でも「明日行けないだろう、大変なことになってしまう」と思うと、それだけで、心配になるものです。そして、そのようなことを考えたとしても、未来の勤怠にはほとんど影響がなく、ただ単に、今日すべきことがその思考と感情で、混乱してしまうと言うことがよくあります。

A:では今日、どうすればいいのですか?

私:肉体疲労と風邪が、明日に治るか否かはわかりませんが、できることはあります。
自分に優しく、滋養と栄養と休息を、可能な限りご自身に許してあげることはできませんか?オーバートレーニングと風邪はそれだけで、しんどいものです。 いつもより、さらに休息を多くしてあげて、かつ、明日行けないだろう、という脅しのような思考を排除できれば、もっといいです。
 それで、明日風邪でどうしても行けそうになかったら、その旨を勤務先に連絡してみませんか?。きっと、相手は心配してくれることが多いですよ。  

A:わかりました。とりあえず、早く入浴して、食事をとって、刺激少なくして、早めに休むにどうしたらいいかを考えてみることにします。


〈増補改訂 第2版〉いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法

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by nichinichiso | 2015-10-20 18:58 | 自分を知る
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