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file 348 抜力が何につながるか
file 348 力を抜くということ(抜力)が何につながるか

私が好んでいる緊張解除法に,「動作法」というものがあります。

これは,脳性麻痺のこどもさんが催眠状態にあるときに,比較的身体を動かしやすくなるという,ある研究者の発見から始まった技術と理論です。

簡単に言うと,脳性麻痺の子供さんの,姿勢というものは,脳みそにだけ管理されているのではなくて,さらに『意識』というものが関連して管理しているということだと思います(催眠時の意識状態というものは独特なものなのかもしれません)。

脳性麻痺というのは,詳しくは知りませんが,脳みそが出産前に事故にあって,あるべきものが無いような状態というものみたいです。

うつ病の場合はどうでしょうか?
脳みその機能が悪くなっている,または,物質が不足しているといわれることが多いようです。それは,物質としての脳みそに「あるべきものが欠けている状態」なのでしょうか?
私には,分かりません。(遺伝のことも考えると,もっと分からなくなります)

しかし,主観的には,およそ,脳みその一部が欠損しているとまでは言えないのではないかなあと思います。

とはいえ,私自身、緊張しやすいし,疲れやすいし,ストレスがたまればパチスロをやって疲れきり,さらに休息が取れない傾向にあるのです。

それは,脳みその問題以上に「意識(主観)」の問題ではないか、という私には推測があります。

意識については,話がややこしくなりすぎるので,
「一定の目的を達成するために,どういう意識の使い方をするか」という問い
 に置き換えます。

具体的には,いかに
 「掃除という目的を達成するために,どういう意識の使い方をするか」 ということになります。

私の以前は,「力んで」「ゴシゴシ」するという意識で,心身をそのようにセットしていたのだと思います。これで,疲れきってしまっていたようです,

では、file347http://nichinici.exblog.jp/2500985/の意識はどうでしょうか?
「いつもの10分の1ほどの力で,撫でるように」という意識を持つように努力しました。

少し気を抜くと,「ゴシゴシ系」になってしまうので,軽い緊張感のもとゆっくり・丁寧にやりました。

その結果,撫でるようにやったほうが,今の私にはいいようだという,全体を振り返っての感想を抱きました。

ここに,「意識の秘密」があるんだと推測するのです。
なぜ、私はゴシゴシやるようになったのか。

疲れにくい人は「撫でるようにやっているのではないか?」、「撫でるようなものが掃除だよ」と理解されているのではないかと思いました。

この体験は,意識が関連するあらゆる自己の行動に関する,知見を与えてくれるものと解釈しました。

掃除が楽にできれば,料理も,洗濯も,できるのではないか。
それができれば,日曜大工も,趣味もできるようになり,
さらに、学習も,仕事も,人間関係も、小さな目標を持てる、さらぶ大きな目標ももてるようになるかもしれないと想像するのです。

これは,私が勝手に考えていることです
実際今の段階でできることは「シンク洗い」だけです。

もし,私のうつ病を治癒し,その心理的背景を改善(関連:うつ病とその原因を整理http://nichinici.exblog.jp/1767616/)するという目標がある程度達成できたと宣言できる時がきたら,その核には,上記の「シンク洗い体験」があるように思えます。

これは,一例に過ぎません(きわめて重要)


そもそも,掃除して、身の回りがきれいになったって,何にもいいことないよと自覚される方には,全く役立たないと思います。

しかし,ご自身の特性を考えて,何かいつもと違った「楽な感覚で,ものごとを達成する」という体験を味わうことができれば,いいことが起きるような気がします。

そして,その達成目標とは,近場で探すのがもっとも安全だと、私は考えます。

私の場合は,ほとんど何もできないので,掃除ということになった次第です。


関連記事:
家事ですら負担になる(負担の調整の必要性)
http://nichinici.exblog.jp/1676390


リラックス能力の欠如と育成
http://nichinici.exblog.jp/1403168

by nichinichiso | 2006-01-17 15:12 | 自分を知る
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