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file383 主観が駄目なら、客観でいく 完成
file383 主観が駄目なら、客観でいく 完成

うつ病なのに、休息とは反対の活動を、積極的にやってしまい、ことが悪化していることが、私の場合にはあります。
そのような出来事を、いかに捉えるといいのでしょうか。

簡単に、ことが悪化しているといっても、本人(私ですが)にとっては、とても根深い問題です。
うつ病は、投薬と休息で治すという、私のうつ病への対処方法に沿っていないからです。
そして、そのように、沿っていない活動を継続してしまう原因があるのだと思いますが、今回はそのことには触れません。

むしろ、どうしたら、とりあえず今日一日休息を取れるか、そしてその効果を知ることができるかという角度から、私が採用し始めた方法をご紹介します。

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目的:自分の今までの生活の中に、休息時間を強制的に挟み込む

必要最低条件:

疲れている(かも知れない)との自覚
毎日朝から晩まで寝ているほど悪くないが、起きていても休んでいる気がしないとの自覚

用意するもの: 時計(ストップウォッチ・タイマーなど何でも時間の計れるもの)・静かなで安全な場所

手順:1 今から55分経過したら、5分休むと決意する
   2 手元の時計を確認(もしくは、ストップウオッチで計測開始)
   3 いつもどおり生活
   4 55分経過したら、そのことを確認
   5 そのときにやっている活動を、やめる
   6 5分間、より快適そうなところで横になる
   7 5分たったと思ったら、時計で確認→3分しかたっていなかったら、さらに2分横になると決心
   8 5分経過したら、休息終了
   9 いつもどおり生活
   10 次の55分後に5分休むことを確認
   11 1-10をループにして繰り返す  

                                     以上

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解説;
うつ病が、精神疲労、肉体疲労のきわみで発症するとするならば、治らないということは、まだ疲れていると推測します。
そして、その疲労度に適した休息をとることが、治癒への最低条件なんではないでしょうか。
では、もし、自分の疲労度の自覚に対して「休息が足りていないにもかかわらず、休息していると思い込んでいる」場合、これをどうするかということになります。

また、我慢する力が強い人は、かなり疲れていても、そうそう疲れているとは思わない(感じない)仕組みがあるんではないかとさえ、私は自分の体験から思います。

そのような場合、いくら自分のいつものやり方を続けていても、休める理由はありません。(疲れてるとは思わないのだから、当然ですが)

そこで、客観的な尺度を採用して、その刺激(休息のことですが)の効果を確認して、「もしかしたら、俺って(私って)まだまだ休み足りないんじゃないの??」という気づきを得られるのではないかという、試みです。

その客観的な尺度というのが、「5分」という時間なのです。

1時間という時間の中の約1割は、とにかく横になってみるという生活が、自分にどういう変化を与えるかを検証するということです。


もし、いいことがあれば、それを生かすといいと思います。
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私自身の体験としては、最初は5分横になっていることすら、何かしら、不愉快、不快、面倒ななものを感じました。
「まだ2分しかたっていないのか、休むのも大変だなあ」なんて感じです。

また、55分なんて厳密にできるわけもないので、そのうち、55分以上経過して、ふと思ったら、必ず5分休むようにしました。
なんか、いい効果がありそうな気がします。5分で休むということを、有効に活用できる気がしてきたのです。

まだ、1週間もやっていないので、なんともいえませんが。
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これは、簡単に言えば、主観的な疲労尺度・疲労感覚・休息必要感覚がくるっているときには、何かしら客観的な尺度を利用するというアイデアのひとつです。
そして、そのときに、安全そうなものをつかいます。

一概に言えませんが、5分横になる(休息する、ボーっとする)と、人生にとってやばいことになるという事態はそうはないように思えるのです。(デイトレーレーダーとかだと、やばいことになるかもしれませんね、また、自宅で火事が起きているときなどもやばいと思いますが・・・(対岸の火事ならOKです))

関連記事:
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by nichinichiso | 2006-04-13 11:59 | 休憩
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