file 405 特定の感覚と一対になる
うつ病の本体は、疲労であるとすると、うつ病を患っている場合には、疲労がたまっているということになります。 では、その疲労自体は、自覚できているでしょうか。 私は、うつ病と判断されてから、「具体的に何がどのように疲労しているのか?」ということに無関心でした。 自分がどのように感じているとしても、もし、疲労していることが客観的な指標でもし明らかになったとした場合、それを自覚できていなかったら、ことは複雑になっていくとおもいます。 なぜなら、「実は疲れているのに、疲れていると感じない」(疲労感の欠如)からです。 疲れていないと感じているいじょう、それ相応のことができると未来を予想するでしょうし、それ相応の行動をとるのが、当然だと思います。 しかし、実際には疲れているならば、予想したとおりにことは運ばないし、行動の継続も困難になると思います。 そうすると、何が起きるかというと、私の体験からは、「パニックになる」ということがあります。 何で、こんなに不快なのか、悩みらしきものがグルグル頭をめぐる、のか分からない、なぜこう苦しいのか分からないからです。それは、その自覚がない以上、当然のことだと思います。 ---------------------------- そこで、私が、やっていることは、感覚の一つ一つを、とりあえず自覚してみるということです。 感覚は、生理学的には20種類ほどに分けられるようです。 その感覚のいくつかは、疲労を感じられるんではないかと思います。 例:筋肉が疲れた・胃が疲れている・眼が疲れた・・・ 20種類全部で疲労を自覚するセンサーが付いているかは、私にはわかりませんが、それらを総合的に敏感にして、疲労を全体として捉えてみたいという、発想が私には生じてきました。 実は、下園氏の本の中では「精神疲労」という私には謎の言葉(file 381 自力と他力の線引きと活用 http://nichinici.exblog.jp/3166578/ 参照)が使われていますが、私は、もっと広く疲労(肉体疲労、感覚の疲労も含めて)考えてみようとしています。 なぜなら、精神疲労というものは、実は肉体が疲れていることも多少は、影響を与えるかもしれないと思うからです。 ------------------------------ 用意するもの: 入浴環境・手おけ 手順: 1 できれば湯船につかる 2 左腕を、湯船から出して、右手に手おけをつかむ。 3 手おけに湯を入れて、左腕にかける。 4 腕に湯をかける前と、かけている間を比較する。(温度感覚・落ちてくる水の圧力) 5 かける前と、かけている間に感覚を集中する。それ以外のことを考えない。何かが違うはずなので、その何かを体験として理解する(感覚と一対になる)。 6 左右逆にして試す。 7 いろんな場所で試す。 8 評価する(良い・悪い・どっちでもない) ------------------------------- この感覚と一対になる体験というのは、私は重要だと考えています。 感覚は、肉体の期間の問題ですらから、ご自身の肉体と向き合う契機(きっかけ)を持ち、さらに何かいい効果を引き出そうというための、原始的な方法だと考えます。 ですから、どのようなことをなさっていても、身体環境と一対になることはできるかもしれません。 そうすると、何をどの程度すると、身体がどう変化(疲労)するかを知ることにつながる気がします。 例えば、パソコンの画面を長時間見ていると、姿勢がどう変化していくか、疲れているとどう姿勢が変化するか、ということを体験で知るということになります。 さらに、ジョギングをしたら、心臓の拍動と一対になるということもできます。いろいろ周りを見て走ったり、考え事をして走ったり、悩みながら走ったりすることもできますが、心臓の鼓動と一対になって走る(心臓になりきる)体験もやろうと思えば、それほど難しくないかもしれません。 ----------------------------- このような方法は、私が、勝手に行なっていることですが、非常に、原始的なものです。 しかし、私には、必要だと感じます。 なぜなら、疲労感覚を正す必要があり、そのためには、感覚の再構築が必要と感じるからです。 悩み事や、緊張ごと、があると感覚を無視することも時として、有効だと思いますが、それが長引くと、体を壊す気がします。 関連記事; file 401 作成中 内の図 http://nichinici.exblog.jp/3415872/ file383 主観が駄目なら、客観でいく http://nichinici.exblog.jp/3215432/ file 361 私の問題意識 http://nichinici.exblog.jp/2648507/←問題意識「6」で関連 file 352 感覚の再構築 060120 http://nichinici.exblog.jp/2531130/
by nichinichiso
| 2006-05-24 09:03
| 感覚の再構築
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