file 529 脳の中の物質のたんぱく質からの生合成経路
脳のエネルギー源はもっぱらブドウ糖だが、脳の物質はたんぱく質(アミノ酸)から造られるという話を、主治医の先生から聞いたので、整理しておきます。 <物質の分類> 1興奮系 ノルアドレナリン・ドーパミン・グルタミン酸・アセチルコリン 2抑制系 GABA 3調節系 セロトニン 興奮系と抑制系のバランスがうまくセロトニンを利用して調和していることが必要である。(ソワソワしすぎない、不安になりすぎない、とはいえ、抑うつ的になりすぎない、快適な心理状態) 3種の系の物質はたんぱく質(アミノ酸)から脳内で合成されて、その場で利用されるという原則がある。(脳の外から脳内物質が流れ込んでいるわけではない(血液脳関門の存在) 以下は、たんぱく質から、各物質への流れ。(「←」はその化学変化の際に利用される酵素・補酵素を示す) <物質の生合成経路と酵素> たんぱく質 ↓ L-グルタミン ↓ ←ナイアシン L-グルタミン酸 ↓ ←ビタミンB6 GABA たんぱく質 ↓ L-フェニルアラニン ↓ ←葉酸・鉄・ナイアシン L-チロシン ↓ ←葉酸・鉄・ナイアシン L-ドーパ ↓ ←ビタミンB6 ドーパミン ↓←ビタミンC ・銅 ノルアドレナリン たんぱく質 ↓ L-トリプトファン ↓ ←葉酸・鉄・ナイアシン 5-HTP ↓ ←ビタミンB6 セロトニン ↓ ←SAMe・マグネシウム メラトニン こう概観すると、特定の物質を取るよりも、総合的に物質(栄養素)を取ることが、脳内の物質の調和という観点からは、効果が高いようである。
by nichinichiso
| 2008-05-17 21:49
| 脳の生理
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