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file712 強迫観念と回避行動での盲点(ぐるぐる思考)
file712 強迫観念と回避行動での盲点

 何かしら、疲れやすかったり、何かよくわからないけど、気分がざわつく時期が長いと思ったときに、不安障害の場合、不安という不快感を強く感じている可能性があります。


 最近よく感じるのは、「ぐるぐる思考」考えても意味の無い「過剰な後悔」、「返品のきかない購買物についての妥当性」「自分がよかれと思って活動したことへの過剰な検証」など、自分の活動や、他人に活動、もしくは社会情勢や、遠くの地の紛争など自分ではどうしようもないことについて「よかれと思って、思考を続けること」が、実は、回避行動になっている場合が多いことです。


 一般に、回避行動は、鍵をかけたか不安で、何度も確認しないといけないので、外出できなくなってしまった。というような場合に、わかりやすいのですが、自分の活動や、決定について、何度も確認、早期、改装、妥当性の検証という、「思考する」という精神状態自体が、回避行動になっているのです。

 頭を使うことは、もちろん、エネルギーを使うことです。ですから、訳のわからないこと、結論の出ないことを考えることは、無尽蔵のエネルギーが必要です。通常は、「まぁ、いっか」他人に対しての助言となれば、「良いじゃない、そんな(小さいこと)」と言えるのに、自分のことになると、自分の行動の正確性、的確度、妥当性、影響度、正否に関して異常なこだわりを持つことがあります。

 実はこれの背後には、何かしら「強迫観念」があり、間違ってはいけない、とか、愛されていなければならない、儲けられなければならない、みんなのためにならねばらなぬ、という自覚しがたい、それでいて、確実に、信念化された深いレベルでの自分の考えが存在しているように思います。

 この(自虐的な)信念、信じて疑わない、自分の生きていく上でのこだわり、態度というものが、現実の自分の行動と思考に脅迫的な影響を与えることがわかるようになると、非常に楽になります。その具体的、信念体系を、感覚的に捉えられると「また来たな」という対処の機会を得られるようになります。

 そこまでたどり着くと、後は、曝露法なりで、その信念と結びついた、回避行動を制御できれば、未来は明るく感じます。
 同じ信念に由来する、自動思考なり、回避行動に気づければ、同じように曝露法を使えばいいからです。

 行為としての回避行動(ネットばかり見てしまう、スマホいじりがやめられず疲れる、愛想笑いで疲れやすい、鍵かけたか心配だ)というものだけでなく、実は、ある件について、「ぐるぐる思考」することも、思考における回避行動といえると思いました。


 例えば、逆説的拡大視 
 自分のやったことの妥当性を検証し続けたくなるなら、逆説的に、実は「大失敗でした」→終わり。(それでも世界は終わらないと知る)で済ませるのも手です。
 病気で、数年働いてなかったのをどうしよう、負け組と人は思うかも知れない、と考えるなら→「負け組の中の負け組の中の負け組です」→終わり(負け組だとしても、世界は終わらないと知る)

 そこら辺については、CBTの技法の本をいくつも試してみて下さい。

 考えることは労力がいることであり、ぐるぐる思考は、エナジーテイキングであり、疲労します。そこにあるのは、自虐的信念に由来する強迫観念であり、回避行動といえると、理解するのもいいと思いました。
 

〈増補改訂 第2版〉いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法

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by nichinichiso | 2015-10-13 19:12 | 心理的背景