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file312 私なりの、心理的背景改善の2側面
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私なりの、心理的背景改善の2側面

うつ病は、精神疲労の蓄積であるという、下園氏の主張を私は採用しています。
では、精神疲労を蓄積させた出来事とは何であろうか。このことについては、あまりこだわらない、複数の原因・遠因がありこれと特定できにくいとの指摘が同氏の著書にあります。
また、「苦しみのプログラム」の効果により、正確な判断が下せない結果、むやみに行為が暴走して、より苦しむことになるという指摘もあります。

まったくそのとおりだと思います。

しかし、うつ病にならなくても、その直前、または、心の問題で悩んでいる場合はどうなのでしょうか。ちまたでは、いかなる議論、解決方法が提唱されているのでしょうか?


私は、うつ病の診断テストも受けました、それで、中程度のうつと医師から診断されました。

もうひとつ自分がうつ病という「病気」であるとの自覚を持つのは、抗うつ剤をやめると、2週間ほどで、うそのように苦しくなるからです。寝たきりになってしまい、あわてて抗うつ剤を復活させたことも数回あります。

ですので、私の中では、「抗うつ剤が大なり小なり効果があるうちは、うつ病なのだろう」と、定義しています。

病気であることは、さておいておいたとしても、そのほかに心理的に苦しんでいるという問題が別にあるような気がします。

それを、私は大雑把に「心理的背景」と名づけています。

それは、アダルトチルドレン議論で類型化されるもの、心理学で類型化されるものなどにあたるのかもしれません。

とにかく生まれてこのかた培ってきた、自分の精神性・メンタルな部分を指します。

その部分を変革させる作業も必要なのだろうというのが、自分を見つめた上での素直な感想であり、指針です。

1 生まれてこのかた培ってきた、自分の精神性、メンタルな部分を、いかなる方法で改善・変更させるのか。
2 また、どのような方向に向かわせるのか
 
というのは、とても大きな問題だと思います。

前者(1)は、技術的な側面があり、後者(2)は、技術を何のために使うのかという目標の側面を持ちます。

そのような2面性を意識して、心理的背景の改善に取り組んでいます。
援助者としては、カウンセラーがその役割を担っています。

ただし、「心理的背景の改善」はうつ病ながらにも、比較的、調子がいいときの話(きわめて重要)です。
だるい、疲れた、眠い、イライラする、危険が身に迫っているというような状況では、そのようなことに取り組む余裕も、余力もない、というのが私の感想です。

参考記事:

file311 心理的背景は理解しにくい
http://nichinici.exblog.jp/2110130/


file308 何をやっても、無駄なときもある
http://nichinici.exblog.jp/2067834/



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by nichinichiso | 2005-12-07 17:26 | 心理的背景
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