file 343 自殺者の脳のセロトニン量について
私は、自殺した方の脳内に、セロトニンが少ないという報告は、正しいものだと思っていました。 だから、うつ病の自分は、セロトニンを増やす抗うつ剤を飲んでいると理解していました。 しかし、必ずしも、自殺者の脳内でセロトニンが減少しているわけではないという報告を知りました。 自殺者の脳内のセロトニン量は、減っている場合もあるし、増えている場合もある、いずれかに一定しているわけでない。 ということのようです。 --------------------------- 「どの子ものびる脳の不思議」-脳生理学者の子育てメッセージ- 高田明和 著 かもがわ出版 7 自分への自信のなさはどうして生まれるか (106ページ) ----------------------------- に書いてありました。 私は、かなり驚きました。 では、私の頭の中のセロトニンの量はどうなのだろうかと、疑問に思いますが、調べる方法がないという感じです。抗うつ剤を飲まないと苦しくなる、だるくなるので、やはり減少しているかもしれないなあ、という感じです。 追記:これは、生理学、血液学を専門とする同氏の一般向けの本での報告ですから、同氏の見識をどう捉えるかという評価の問題があります(情報の信憑性)。 本に記載されている、同氏の経歴からして、その見識は信頼できると、私は考えています。(071214追記:自殺者のセロトニン量についての報告は信頼できそうですが、同氏の本全般が、ブドウ糖が脳の唯一のエネルギー源であることを理由に、砂糖摂取を勧めている節があるのですが、そこは、かなり誤っているように思えました。低血糖症である場合砂糖を摂れば摂るほど、症状は悪化していくはずです) 関連記事:file 431 うつ病時の海馬の縮小と再生http://nichinici.exblog.jp/4752155/
by nichinichiso
| 2006-12-20 19:11
| 脳の生理
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